私は悲しい。彼は変わってしまったのだ。
本日、久々に松屋に行った私は、見慣れた姿が『厚切りネギ塩豚焼肉丼」に変わっているのを目にしてしまった。
最初はイメチェンかな?とも思った。
好意的に受け止めようともおもった。
しかし…………
明らかにこれはダメな変化である。裏切られた気分だ。
まずタレの味がかなり変わってしまっている。今までの彼は塩味と酸味が完璧な調和であり、あぁ美味い。と安心できる味であった。
しかし今の味となっては、酸味が明らかに強い。これはもう誤魔化せない。あまりの酸っぱさに豚汁で流し込んでしまった。
加えて肉の厚さの変化だ。
名の通り、彼は「厚切り」となった。
それは祝福すべきことなのだろか?
否自分はそうは思わない。
『厚切り』それは柔らかい肉を厚くカットし口いっぱいに味わう、と言うのが美味なものだ。
しかし彼はどうだろうか、予算に見合ったちょうど良い肉、それが果たして厚切りにあうのだろうか?
私は感じた。噛み切りづらいと………
そして涙を流した。
あぁ…あの彼はもういないのだと……
一番の親友の牛丼君(汁だく、紅生姜山盛り)に疲れた時、彼はいつも寄り添ってくれた。
しかし今はもう違う。私は突き放されてしまった。
今までありがとう、ネギ塩豚丼君。
そしてさようなら、厚切りネギ塩豚丼君。
君のことは忘れない………………
(紅生姜はご飯の2倍くらいの量盛るのが好みです。)